1月3週目(15〜23日頃)

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1月3週目(15〜23日頃)

1月3週目最大のイベントは、川原湯温泉の湯かけ祭りです。

 ここで湯かけ祭りについて解説しておきます。川原湯温泉は吾妻川の渓谷にある静かな温泉ですが、今から400年ほど前、ある日、突然温泉が出なくなってしまったと言います。村人達はたいへん困ってたら、ある村人が温泉の匂いをかいだところ、ニワトリの卵をゆでた臭いがしたそうです。そこで川原湯神社に鶏を奉納しお祈りしたところ、再びお湯が噴きだしたのだそうです。「お湯わいた、お湯わいた」と喜んで、みんなでお湯をかけるようになったというのが「湯かけ祭り」の始まりといわれています。

 さて、湯かけ祭りとは、どんな祭りか?
 マスコミの表現を借りれば、

『天下の奇祭』

になりますが、これは当たっていると思います。岸和田のダンジリや、博多の山笠にも匹敵する荒っぽい祭りなんですね。土地の古老に聞きますと、楽しいというお祭りではなく、村中一軒残らず参加しなければならない強制的な祭りで、出なければ家にお湯をかけられたと言います。そういう祭りですから観光客めあての祭りではありません。ですから、第○土曜日という設定にはならず、平日だろうが何だろうが、必ず1月20日にお祭りがはじまるのです。なぜ1月20日かと言いますと、この頃が旧暦の正月頃にあたるからだそうです。

さて、お祭りですが、マイナス10度以下にもなる午前五時頃から、はじまります。紅白に分かれた約五十人の若者たちが「お祝いだ(お湯わいだ)、お祝いだ」と、湯を豪快に掛け合い、辺り一面は温泉の湯気が満ちます。それはもう凄い迫力で、半端ではありません。観光客だろうが何だろうが、無差別に、湯をかけまくります。もちろんテレビ局だって容赦しません。というか、そういう取材陣こそ、まっさきにねらわれます。


とにかく、すごく迫力のある祭りなので、御客様も、そうとうショックを受けてみていました。おそらく、これほど荒っぽくて、迫力のある祭りは、日本広しと言えども、そうないと思いますね。
祭りの後に振るまってもらった甘酒と温泉ミカンが美味しかった。温泉ミカンというのも、川原湯温泉ならではでしょうね。

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