北軽井沢 6月の物語 |
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乙羽伝説2それからの乙羽は毎日毎日、良い事をするようになりました。進んで和尚のお手伝いをしました。あまりに熱心なので和尚は、 「乙羽、少しは体を休めたらどうだ」 と言いましたが、乙羽はいっこうに休もうとしません。 「いいから休め、一服せい」と和尚さんが無理やり仕事を止めさせると、乙羽は哀しい顔でこう言いました。 「やらせて下さい和尚様。乙羽はたくさん善い事をしなければなりません(そして、幸せに生れ変りたいのです・・・)」 しかし、和尚はこう言いました。 「乙羽よ、ものには限度というものがある。今のお前は働きすぎだ。村にいって遊んできなさい」 乙羽は仕方なく村にいきました。村の神社では大勢の村人たちが頭を垂れていました。おして神主さんが祝詞をあげていました。 「どうしたのですか?」 乙羽は村の人に尋ねました。 「雨乞いさ」 「雨乞い?」 「もう何日も雨が降らねえ・・・。このままじゃ村は全滅だ。乙羽も一緒に祈ってくれるか?」 「はい」 乙羽は一生懸命祈りました。祈りながら乙羽は思いました。そうだ、村で良い事をしよう・・・と。 |
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