北軽井沢 6月の物語 |
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北軽井沢 6月の物語ある日の事です。乙羽がいつものように村に手伝いに行きますと、村の者は、畑の隅でうな垂れていました。 「お早ようございます」 「・・・」 「お手伝いに参りました」 「・・・」 「どうしたのですか?」 「どうしたもこうしたもねえ。畑がすっかり干乾びちまって。このままじゃ俺ら百姓は飢死だ・・・」 「そんな、気を取り直して下さいまし。私に出来る事なら何でも致しますから。さ、何なりと言って下さい」 「有難うよ」 「草を取りましょうか?」 「いいんだよ」 「でも・・・」 「幾ら草をむしった所で雨が降らねば同じ事だ。俺は首をくくるしかねえ」 「そんな・・・」 乙羽は仕方なく山仕事を手伝いに行きました。そして沢山の薪を拾いました。でも乙羽は薪を拾っている間中、村人の事が気になって仕方がありませんでした。 |
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